信州大学との共同研究により誕生しました
赤花そば「高嶺ルビー」を共同開発
 高嶺ルビーはちみつの蜜源となっている赤花そば「高嶺ルビー」は、信州大学農学部との共同研究により開発したソバ品種です。
 日本で栽培されているソバの品種は地域によって様々ですが、ほとんどのソバが白い花を咲かせます。一方、タカノと信州大学とで共同開発した「高嶺ルビー」は、日本で始めて赤い花を咲かせるソバの品種なのです。
白花ソバ(一般的なソバ)
赤花ソバ「高嶺ルビー」
 「高嶺ルビー」のげんしゅ原種(品種改良のもととなる品種)は、標高3,800〜4,000mのヒマラヤの麓に咲く赤花のソバです。そもそも、赤花ソバの“赤色”は、厳しい紫外線や寒さから身を守るために必要なポリフェノールの“赤色”ですので、3000m近くも標高の低い日本ではなかなか美しい赤い花を咲かせることができませんでした。十数年に渡る品種改良の結果、日本でも美しい赤色の花を咲かせる「高嶺ルビー」という品種が生まれたのです。
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ヒマラヤに咲く赤花そば(標高3,800〜4,000m)
高嶺ルビーの花はどうして赤色?
「高嶺ルビー」の故郷は、標高3,800〜4,000mのヒマラヤの麓です。富士山よりも標高の高いこの地域では、強い紫外線や寒さでイネはもちろんのこと普通のソバも生育することができません。このような厳しい自然環境から身を守る為に、「高嶺ルビー」の原種はその花にアントシアニンという赤色のポリフェノールを蓄えました。このアントシアニンこそが、「高嶺ルビー」の花が赤い理由です。
※アントシアニンはポリフェノールの一種です
「高嶺ルビーはちみつ」の機能性の研究
 高嶺ルビーはちみつの機能性について信州大学農学部と共同研究を行った結果、一般的な蜂蜜に比べて約100倍、抗酸化活性が高いということが明らかになりました。
 抗酸化活性とは、体を酸化させる“活性酸素(かっせいさんそ)”をどれぐらい消すことができるかという強さの指標です。「抗酸化活性(こうさんかかっせい)」といったり「活性酸素消去能(かっせいさんそしょうきょのう)」といったりします。
 一般的には“活性酸素”と一口に言いますが、実は一つの物質ではありません。様々な種類の“活性酸素”が存在していますので、消去したい活性酸素の種類によって、抗酸化活性の測定方法も違ってきます。
 信州大学農学部との共同研究では、「XYZ系微弱発光分析法(けいびじゃくはっこうぶんせきほう)」という方法で活性酸素種(H2O2)の消去能を測定しました。
XYZ系微弱発光分析法(けいびじゃくはっこうぶんせきほう)とは?
 活性酸素種(かっせいさんそしゅ)もしくは活性酸素種を生成する物質(X)と触媒種(しょくばいしゅ)(Z)をあらかじめ混合した系に、活性酸素を消去することのできる物質(Y)を入れると微弱な発光が起こります。この発光した“光(フォトン)の量”観測し、活性酸素を消去することのできる物質(Y)の活性の強さを測る方法です。
 XとYとZを混ぜて、そこから発せられる微弱な発光によって測定を行うため、「XYZ系微弱発光分析法(けいびじゃくはっこうぶんせきほう)」といいます。
※触媒種とは、特定の反応の速度を速める物質ですが、反応の前後で自身構造は変化しません。反応をスムーズに進めるための“仲介役”をつとめる物質です。